BRAND:MISHIM POTTERY CREATION
「将来アンティークになっていけるもの」を目指した物作りは、必然的に質感を重んじたプロダクトへ。素材となるのは木や鉄、土、植物。すべて時と共にゆっくりと呼吸し、 変化してゆくものです。 それらと向き合い、手間と時間をかけて丁寧に作られます。 そうして出来上った物に、暮らしの温もりや匂いがついて、魅力のある、特別な物になっていく。 そこに素敵な物語が生まれる事を心から願って。
stiLL series
愛知県瀬戸の[かしわ窯] との共作となるstiLL。⽯膏型を使った圧⼒鋳込み成形から⽣まれる、装飾性と⼯業製品としての硬質さを兼ね備えた⽣地を、通常仕上げには使わない下絵付け⽤の絵の具を前面にかけ流したものを焼き締めて仕上げとしました。
flower vase/胡粉(シロ)
W130×D130×H210
flower vase/千歳緑(グリーン)
W130×D130×H210
flowervase
シンプルながら存在感のあるボリュームとテクスチャーで、個性的なflowervaseです。お花を生けるだけでなく、インテリアや撮影の小道具としても楽しめるアイテムです。
バランスと佇まい
柔らかな線と曲面のフラワーベース。 植物を入れた時のバランスと、何も入っていない時の佇まい。どちらも兼ね備えたフラワーベースを目指しました。また、大きめのサイズにする事で花を生けた際に主役として空間に華やかさを添えてくれます。十分な水の量が入るので重さがしっかり出る事と、フラワーベースの首の長さと細さが、倒れ易い細長い植物や大振りの花もしっかりしっかり生けることが出来ます。枝ものもしっかり生けられます。少し不安があるときは中に石を入れて重さを出して頂くと良いです。
質感と個性、絵の具と特徴
緑青に近い色味の千歳緑(ちとせみどり)。表面に付けた微妙な凹凸のテクスチャーや、ヘラ跡が出やすいカラー。その分、独特なアンティーク感とも言うような落ち着いた印象があります。釉薬が薄くかかる凸部分が黒っぽく見えるのもその理由の一つだと思います。この黒味は、千歳緑の顔料に含まれる鉄分が反応したものだと思われます。 こうした顔料による個性が、それぞれに暖かみや揺らぎを作り出し、魅力的な作品にいなっています。
手作業の積み重ね
⽯膏型を使った圧⼒鋳込み成形、というと、大量生産のイメージがあるかもしれません。しかし、ほぼ全ての製作段階が職人による手作業によって作られます。 特に裏印を押す、色をかけ流したのち絵の具を拭き取るといった作業は、驚くことに一つ一つが完全な手作業で行われます。 その為、裏印は歪みや滲みなどが見られ、皿の縁には必ず色を掛け流す際につく指跡や、絵の具の飛沫跡がございます。 これらのものは完璧な商品ではないかもしれませんが、お皿が一枚作られるまでの人の手の跡を感じる事が出来る、素晴らしいものだと思っております。 StiLLの個性として、楽しんで頂けますようお願い申し上げます。また、表面に見られるぷつぷつとした小さな膨らみは絵の具や鉄粉が付着したものです。注意をしていても付着してしまう場合があります。
注意事項
・水漏れに関しましては、念の為に仕上げに花瓶用の水留め剤を使用しておりますので、ご安心下さい。
PACKAGE
MISHIM POTTERY CREATIONの専用の箱に入れてお届けします。
PACKAGE
MISHIM POTTERY CREATIONの専用の箱に入れてお届けします。
複数個購入を希望される方へ
ひとつひとつ難しい技法で制作している為、数が多くありません。品切れの場合、入荷をお待ちいただくか、予約注文も出来ますのでお気軽にお問い合わせください。