日々を終えてリビングに戻ったとき、ふっと肩の力が抜ける。そんな「帰りたくなる空気」は、特別なセンスよりも、いくつかの小さな整え方で育っていきます。
ソファやローテーブルを新しくする前に、まずは“心地よさが続く仕組み”をつくってみませんか。
まずは「動線」と「余白」を整える
家具を足すより先に、歩きやすさと視線の抜けを整えるだけで、同じ広さでも空気が軽く感じられます。暮らしの癖に合わせて、無理のない配置に移してあげましょう。
▼ソファまわりは「通れる幅」を先に決める

ソファとローテーブル、サイドテーブル。どれも魅力的だからこそ、気づくと“避けながら歩く部屋”になりがちです。
「最近、部屋でよくぶつかる」「掃除が億劫」——そんなサインが出ている方ほど、余白の再設計が効きます。
▼“くつろぎの核”を一つ決めて、配置をシンプルに

リビングがまとまらないと感じるときは、主役が分散していることが多いものです。ソファ+パーソナルチェア、あるいは窓辺の一脚など、「ここで過ごす時間がいちばん長い場所」をひとつ決めて、ほかの家具は脇役に。
視線の中心が定まると、座ったときの視線が安定し、空間がすっと落ち着いて感じられます。物の位置に迷いがなくなり、同じ広さでも散らかって見えにくくなるのも、うれしい変化のひとつです。
あなたの家の主役は、テレビですか? それとも、会話の時間でしょうか。
「サイズ感」と「高さ」で、上質さは決まる
高価な家具よりも、実は“合っている寸法”のほうが心地よさを左右します。視線の高さ、座ったときの距離、手が届く範囲——身体感覚に沿うと、暮らしが滑らかになります。
▼ローテーブルは「距離」と「高さ」で選ぶ

ローテーブルは、ただ置くのではなく“座る時間を支える道具”。ソファに腰かけたとき、手を伸ばしてカップが置ける距離か、膝が窮屈にならないか。
高さが合うだけで、読書や映画の時間がぐっと快適になります。

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▼収納は“見える高さ”を意識して、圧迫感を減らす

キャビネットや収納家具は、しまえる量よりも「見え方」で印象が決まります。視線の高さに大きな面が立ち上がるほど、部屋は重く感じやすいもの。腰ほどの高さに抑えた収納なら、壁や窓の余白が残り、空気がすっと軽くなります。
片付けるためだけでなく、眺めて気持ちが整う面を少し残してみませんか。

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素材・色・光で「やわらかな統一感」をつくる
心地よいリビングは、色数を絞るより“質感の重なり”が上手です。木の温度、布の陰影、光のにじみ。触れたくなる要素が増えるほど、空間は豊かになります。
▼木・布・革——異素材を“近いトーン”で重ねる

ダイニングチェアの木、ソファの張地、ベンチの座面。素材は違っても、色の温度を近づけると不思議と統一感が出ます。
明るい木に、生成りやグレージュの布。深い木に、柔らかな革やウール。質感のコントラストが、暮らしに奥行きをつくります。
「揃えすぎは苦手。でもまとまりは欲しい」——そんな方にちょうどいい方法です。

▼照明は“一灯で完成”より、層をつくる

天井の明かりだけだと、部屋は便利でも少し硬い表情になりがち。フロアランプ、テーブルランプ、間接光——光の高さを変えて重ねると、夜のリビングが急にやさしくなります。
同じ部屋なのに、夜が待ち遠しくなる。そんな変化を試してみませんか。


心地よいリビングは、足し算ではなく「整える順番」で生まれます。動線と余白、サイズ感、高さ、そして素材と光。どれも大がかりな模様替えではなく、今日から少しずつ確かめられることばかりです。
まずは一つ、いちばん気になった場所から。部屋の空気が変わる瞬間を、暮らしの中でそっと味わってみてください。
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