ソファ
シェーズロング
スツール
Kotiの特徴
良質な木材が醸し出す心地良い雰囲気と、趣のあるフレームデザイン。そして、優雅なひとときを提供してくれるボリュームのあるクッション。芸術性と実用性を備えた満足度の高いソファで、飽きずに長く使い続けられます。
縦格子による圧倒的な存在感
圧倒的な木質感を感じさせながらも、整然と並んだ縦格子のデザインが空間に誠実な規律をもたらします。 格子の本数が増えれば増えるほど加工精度や職人の熟練度が求められます。
使い勝手のいい肘板
ボリュームのあるソファに対して研ぎ澄まされた肘板は使い手に寄り添うデザインです。巾が76mmと広過ぎず狭過ぎないサイズのため、ちょっとした物を置くこともでき、無意識に手に馴染むところも考慮されています。肘の外側に取られている面形状は軽やかな印象と握りやすいデザイン。76mmという巾はちょこんと肘に座るには適度な巾です。様々なシーンを想像させてくれます。
後ろ姿で暮らしを語る
後ろ姿だけでゆとりのある暮らしをイメージさせてくれます。背の高さは830mmとそこまで高くないため、空間を圧迫することはありません。しかし、その存在感にはどうしても目が行ってしまいます。ボリューム感はありながらも無駄のない研ぎ澄まされたフレームとは裏腹に、クッションはフェザークッションを使用し吸い込まれるような座り心地です。
座り心地
フェザーをふんだんに使用した上質な座り心地と60年以上の培ってきたFUJI FURNITUREのノウハウが込められています。
包まれるような抜け感
背の格子によって空気の抜け感が良く、ふわっと包み込んでくれます。これに対して座面はフェザーの抜け感とともにポケットコイルのバネ感が安定感のある座り心地を実現。肘フレームは座面から150mmくらいの高さに設定されているため、姿勢を崩した状態でもそっとフォローしてくれます。
奥行きのある座面は 座り方を自由に。
570mm以上あるシートの奥行は平均身長の女性であれば胡坐をかくことができ、自由な座り方が可能です。背のクッションを一つ外して抱き枕のようにすると間口1660mmのソファでも広々と使えます。
いつのまにかベットに
背のクッションを一つ外して肘フレームにもたれ掛けるだけ。座面から150mmの高さの肘フレームとオールフェザーで作られた背クッションが掛け合わさり、適度な背角と柔らかさを生み出して心地の良い眠りへといざないます。
こんな肘おきが欲しかった
背の格子の枠の上面はたった57mm程度のスペースとたった2度の傾き。体をそっと横に向けて本を読んだり、家族とごくごく当たり前の仕草が何の違和感もなくフィットします。背クッションは座面から460mmだけどフレームは290mmぐらいの位置という絶妙な位置関係が、何気ない座り方を心地よく実現させてくれます。
ディテール
ソファに込められた細かな拘りをご紹介
家族もお客様も魅了するフレームの姿
厚みのある無垢材をふんだんに使用することで生まれる重厚感と、垂直に立ち上がるパーツが均等に続くことで生まれる気品。それらが掛け合わさり、背フレームは目を惹くほど美しい仕上がりに。一点ものの木目や環境に応じて落ちる影が、暮らしに溶け込む温かさを与えています。
重さと柔らかさのバランス
規則的に立ち並ぶフレームの随所に曲線を使用。背面の角や座への繋がりが直角だと無骨な印象になりますが、丸みを用いることでフレームを構成するひとつひとつのパーツが心地よく収まり、フレームデザインに優しさと統一感をもたらしています。
一貫性のあるデザイン
一見ストレートに見える肘フレームは、緩やかに膨らむ2つの大きな弧を描いています。シームレスに繋がることで、背フレームやクッションとの一体感を生み出しています。また、外側を削り込むような面形状にすることで無垢材の厚みを感じさせません。これらのディテールは美しさに影響するだけでなく、座った時に肘をかけたり肘フレームを握った時の心地よさに結びつきます。
見えない仕組み
背クッションに使用されているスモールフェザーは、天然素材のためクッションに柔らかい使用感を表現する反面、クッションのボリュームを保つのが難しく、型崩れしやすいという特徴をもっています。そこで、クッションの中に仕切りを設け、スモールフェザーが動いてクッションの中で偏ることを軽減させました。ソファがもつ整然とした印象を崩さずに美しく形を保つことができる仕様です。
シンプルなクッションは自由度が高い
クッションのシンプルな形状とたっぷりのスモールフェザーが合わさって、柔らかくも“コシ”のあるタッチ感を表現。背を預けるのはもちろん、肘置きにしたり、枕にしたり、あらゆる使い方に違和感なく馴染みます。また、シンプルな形状だからこそ、張地のセレクトによってソファを様々な印象に変化させ、お部屋のインテリアや叶えたいソファの在り方に導きます。
構造
毎日使うものだからこそ、機能性や実用性は妥協することが出来ません。
外見の美しさだけではない。 合理的な構造だからこそ本当の美しさを感じる
背角、座角、格子のピッチ、肘巾など、加工された全てのパーツには座り心地、外見の美しさ、そして強度を兼ね備えたものになっています。また、私たちが扱う木材は全て合法に伐採された木材を利用し合法木材事業認定書を頂いています。
心地いい柔らかさとしっかりした安定感を 兼ね備えたバランスの良い座り心地
座面本体にはしなやかなSバネを使用し、その上の座の置きクッションにはベットなどにも使われているポケットコイルを内包し荷重を分散させているため、疲れにくい座り心地を叶えています。さらには、ポケットコイルの上に密度が高いけれども硬すぎないしっとりとしたウレタンとファーストタッチが非常に柔らかいスモールフェザーで構成。背クッションはオールスモールフェザーを使用し吸い込まれるような背当たりを作り出しています。
カバーリングへのこだわり
ソファの座は座ったり寝たり、あるいは子供達が遊んだりするため、どうしてもクッションのカバーが崩れてしまします。 可能な限り美しい姿で保ち続けられるように、ヌードカバーから製品カバーまで様々な工夫が施されています。見た目では分からない部分に手間をかけることは非常に地道な仕事ですが、お客様に喜んでいただける姿を想像してものづくりをしています。
素材の特性に左右されない クッション性の実現
張地がファブリックだと繊維同士の間からクッションの中の空気が抜け、背中を預けた時に心地よく沈みこみます。一方で、張地が革の場合、クッションの中の空気が抜けにくく、心地よさが半減してしまいました。そこで採用したのがクッション背面の「パーフォレーション加工」です。細かな穴を施すことで空気の通り道ができ、背クッションに体を預けた時にクッションの中の空気が程よく抜けます。素材に左右されないクッション性を実現しました。
お客様の声
ご購入いただいたお客様から温かいメッセージを頂きました。
お客様
あの憧れのKoti を我が家にお迎えできる幸せを思うと、今からニヤニヤが止まりません。 Koti にはリビングの中央に鎮座していただき、周りには何も家具を置かず雰囲気のあるフロアスタンドでスポットを浴びて欲しいと考えています。←素敵♡(笑)
徳島県在住 お客様
背もたれのデザインが重厚感もあり、かっこよくて欲しいと思いました。展示にあったウォールナットと黒革で注文し、落ち着いた色目で気に入っています。お値段はしましたが一生ものですし、とてもいい買い物でした。
サイズ
豊富なサイズバリエーション
L08810
- ワイド3Pソファ :W2200 D870 H830 SH420
- 3Pソファ :W1930 D870 H830 SH420
- ワイド2Pソファ :W1660 D870 H830 SH420
- 1Pソファ :W760 D870 H830 SH420
- 片肘3Pソフ :W1850 D870 H830 SH420
- 片肘ワイド2Pソファ :W1580 D870 H830 SH420
- 片肘ワイドシェーズロング :W970 D1700 H830 SH420
- 片肘シェーズロング :W835 D1700 H830 SH420
X02500
- スツール :W720 D620 H420
家族の大切な時間
家の中心になるリビングシーン
家族が自然と集うリビング。心を解放でき、居心地よく落ち着ける空間。長年共に過ごす家具が安らぎに深みをもたらしてくる存在になるでしょう。そう思ってもらうために私達に何が出来るのかと考える毎日。木材の色目の組合せ、機械加工の精度、気持ちいい触り心地の研磨、遠くから見ても分かる張りのテンション。微妙な色ブレを整える塗装。頑丈な設計の梱包。もしかすると気付いてもらえないような小さな拘りも、全てはお客様にとって大切な安らぎの時間を邪魔しないためです。私達は、喜んでいただいているお客様の顔をイメージしながらモノづくりをしています。
形になる事の喜び
加工は木選びから始まり、木の色目や節などを見極めていきます。徐々に加工を進めていく中で、ソファになったりダイニングになったりと変化していきます。どれも同じ木から始まりますが、それぞれの工程の職人の手仕事を、まるでバトンリレーのように繋げていくことで初めて商品に生まれ変わります。多くの職人の拘りがつまって家具は完成しています。
お客様と対話する
冨士ファニチアでは、樹種、塗装色、張地と多くの素材とカラーを扱っています。それぞれをお客様自身で選んでいただくことで特別感と愛着の深い家具となります。そして、私達が作る家具は大量生産の時代とは真逆の、一台づつ見た目が異なるものです。遠くにいるお客様と向き合いながら家具づくりをしています。
Kotiストーリー
FUJI FURNITUREの長年の培った技術と革新的なデザイン性からうまれた、Koti。 洗練された心地よいライン。使う事で気付く行き過ぎないデザイン性。漂う空気感がインテリア空間と心地よく溶け込み望んでいた暮らしや日常を与えてくれます。
Kotiであること
2006年に初代Kotiソファを開発し、ダイニングチェアのディテールを継承したデザインを発表しました。見た目のデザインの良さとは裏腹にお客様からはあまり認められる結果を得れないまま廃番となり、2008年にカバーリングが出来るソファと総張タイプのKotiⅡを発表しましたがこれもまた同じようにあまりお客様受け入れられるものにはなりませんでした。私達自身がKotiである事の本質見抜けていないだけなのか、それともお客様に伝えきれていなかったのかと悩んでいた時、とある営業担当者から初期のKotiが一番Kotiらしかったしカッコ良かったよなぁと言われ、改めて2017年に初期モデルに足りなかった部分を補いながらKotiⅢを開発しました。この開発ストーリーをお話致します。
削り出しの存在感
Kotiといえば直線的で無駄のないラインの削り出し。直線的に面切り分けるようなラインと陰影を溶け込ますような曲面が絶妙に施されている。モノづくりとデザインの完成度の高さが椅子としての存在感の強めており、座ると使い手への配慮が随所に感じることが出来る合理性が一度触れると手放したくなくなり誰かと共有したくなるのがKotiの最大の特徴です。
作りやすさはとにかく後回し
KotiⅢのデザインを考える際に一番重要ししたことは、中途半端な事はしない事。徹底的にデザイン性や座り心地を重視し、見た目の新規性と使用時の快適性がリンクしていることやお客様に説明をしたく無ような細かなディテールを追求しました。贅沢に木材を活用しながらもKotiのアイデンティティとしてある合理性の高い美学。どこから見ても美しい立ち姿、家の顔になる存在感をテーマに設計を構築し行きました。
本当に量産出来る?
試作品が完成した際に、当社の工場長がいった一言。前文にも述べたように取り合えず作り易さを後回しにした為、非常に手間と難易度の高いモノが試作品として完成した。普段、出来ないとは滅多に言わない工場長もさすがに頭を抱えたのをよく覚えています。ここからが商品開発が非常に大変だったのもよく覚えています。いくら良いものが出来ても月に2、3台しか作れないものでは商品になりません。そこで量産をする為に手間が掛かる工程には治具化といって作業効率を上げる為の設備を製作していきます。ほんの数分の作業短縮をいくつものアイデアで積み上げれば最終的には量産出来るものになると信じて様々な改善を行いました。これまで行っていた作業のやり方から新しい設備を導入したりと一つの製品を作る為私達自身が考え方を見直す良いきっかけになったと今では思えます。当時は頭を抱える毎日でしたが。
息を深くゆっくりとする時間
お客様にはただただ何も考えず、ソファに身を委ねゆっくりと深く呼吸し、贅沢な安らぎを堪能して頂きたいと思います。Kotiソファが完成した時は、ただただ達成感があった事と使って頂けるお客様優雅な時間を想像出来ました。開発当初のコンセプトでもある『家の顔になる』ことは実現できたと思っています。